H体験談/女子社員が配属されてきた

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H体験談/女子社員が配属されてきた

自分が抱えた部下に異動で当時24になる女子社員が配属されてきた。
容姿はタレントで言えば持田香織のような感じだった。

彼女は要領があまりよくなく、自分もよく注意した。

そこまでは単に上司と部下だったのだが、四、五ヶ月たった夏に飲み会があったとき彼女が隣に座ったことが間違いの始まりだった。

はじめは世間話だったが、そのうち酒も入って彼女が身の上話をしだした。
自分も酒が入っていたせいか親身になって聞いてしまった。

二次会にも彼女は居てそこでも隣に座った。かなり飲んでいたからか彼女にセクハラっぽい事を言ったと思うが、彼女は笑って受け答えをしてくれたのが可愛く見えたのかもしれない。

彼女に帰りを聞いたところタクシーで帰るというので、「自分はタクシー券があるから途中まで送っていく」と言ったら、意外にも「お願いします」というので二人でタクシーに乗ってしまった。

自分は酒を飲んだ日はビジネスホテルに泊まる事にしていたので、彼女のマンションの近くを経由してビジホに行くように運転手に言うつもりだった。

酒のせいだった。彼女に「一緒に泊まらないか」と言ったところ、断られると思っていたのが彼女が頷いたのでそのまま一緒にビジホに泊まる事になった。

ビジホにはツインへ部屋を変更してくれるよう電話をし、ホテルについた。
部屋に入り彼女に何故付いて来たのか聞いてみた。

彼女は黙ったままうつむいたまま何も言わなかった。

ビジホの自販機コーナーでビールを買って来て彼女に飲むよう勧め、沈黙の中二人でビールを飲み、自分はシャワーを浴びにバスルームに行った。

シャワーを浴びているとドアを開く音がしたので振り向いたら裸の彼女が立っていた。自分は驚いてどうしたのか尋ねたが、いきなり寄って来て後ろから抱きつかれた。

酒のせいだった。欲望を抑えきれずに彼女を抱きしめキスをし、お互いの体を弄りあった。

程よい形の乳房が押し付けられ自分は興奮状態になってしまい、ベッドに移動した後貪るように彼女の体を求め、彼女は「愛している」と言いながら自分の体を食い入るように求めて来た。

「愛している」 この言葉がしくじりの原因だ。ニヒルでもダンディでもない自分人生の中で恋愛をするとは思ってもみなかった。

子供も独り立ちをし妻は簡単なパートと習い事に熱心だ。妻ともセックスレスに近かったが、仲が悪い訳ではなく買い物に付き合ったり、小旅行に行ったりしていた。

自分の趣味は大型バイクが好きで休みの日に時折仲間内でツーリング行ったりしていた。あの日を境に何か自分の人生観が変わってしまい、常に恋愛感を持つようになってしまった。

彼女とは職場では何も無かったように振る舞い、他の社員に悟られないようにしていた。

彼女からは社内メールで連絡が来るようになり、週に二三度仕事が終わってから会いホテルで愛し合うようになった。

彼女は「愛しているの」と言い自分も「愛している」に答えてあげたいと思い何か望む事は無いかと尋ねても、そばに居てくれるだけでいいと言うが、自分自身納得できずに貴金属を買ってあげたりしていた。

恋愛はドキドキする。忘れかけていたときめきが蘇って来た。50を過ぎた齢がブレーキを掛けようとするが、心はそうはさせないと言ってアクセルを全開にしようとする。

ましてや、彼女の柔らかい体が自分を虜にしてしまいそうだ。風俗は利用して若い子と遊んだ事はあったが、彼女との関係は比較にならない程の差があった。

「愛しているの」と言いながら背中に爪を立てられる快感と自分も「愛している」と言いながら彼女の奥深くへ潜り込ませる感情は全てを忘れさせるくらいになってしまった。

彼女の年齢の倍くらい歳が離れているのにこの感情はなんだ?あのとき酒を飲んでいなければ。

社内では素知らぬ振りをしていても、ひとたび密会すれば愛の獣化す自分はすでに制御不能な段階になっているのは自分自身わかっていた。

週二三回逢っていたのがほぼ毎日逢うようになり、彼女のマンションに週末は泊まるようになっていた。

彼女は何故ニヒルでもダンディでもない普通の中年の自分を好きになったのだろうか? 彼女に聞いた事があった。

彼女は笑って好きになるのに理由は無いと言っていたが、自分に金銭をねだることもなく、何か企てているよな様子もまったくなかった。

時の流れは速い。彼女との関係も昨年の夏から二度目の夏を迎えようとしていた。相変わらず仕事の後に逢い、週末は彼女のマンションに泊まる。

冬は温泉旅行にも行った。なんて楽しい人生なんだろうと自分は思っていた。しかし何時まで続くのかその頃考えるようになっていた。

そういい事は長くは続かない。ましてや彼女にとっては不倫であり、自分も遊びを超えた完全な浮気だ。不安を覚えると意外とその不安な要素は近くに潜んでいることは多い。

それからひと月程過ぎたときその不安はやって来た。しくじりの始まりだ。
彼女が自分に言ってきた。妊娠したらしい。

一瞬冗談かと思ったが間違いないらしい。当然彼女は産みたいと言ってきた。自分は素直に喜べなかった。当然だ、彼女とは不倫の関係で夫婦ではない。

この歳で子供がでたらどうしたらいいかさえもわからない。不安と焦りで心が交錯する。しかし、彼女にはそのような素振りは見せずによかったねと言ってその場を繕った。

彼女は逢うたびに名前はどうしようか?ベビー服はどうしよかとかはしゃいでいた。自分は顔で笑って心はどうすべきか不安に苛まされていた。

彼女から妊娠を告げられそれから二ヶ月過ぎた夏の終わりに自分の罪を咎める事実が待っていた。いつものように夜家に帰ると妻が食卓の所に座っていた。

どうしたのかと声を掛けても返事が無い。その事で事態がすぐに飲み込めた。「ばれた」 妻が口を開き座るよう言った。自分は平静を装いどうしたのか聞いた。

妻はこれを見てと写真を差し出した。自分は固唾を飲んで写真を見た。
彼女との一緒に写っている写真だった。感は当たった。

どうしてここにあるのか妻に聞いた。妻は言った。
今年に入りどうも自分の行動が怪しい。

確かに「愛している」の言葉に惑わされ彼女との密会に浮かれていたのは自分自身だ。怪しまれてもしょうがない。

家では感づかれないように細心の注意はしていたつもりだったが、やはりそこは自分でも気づかない行動が出ていたのかもしれない。

彼女と出会うまでは仕事に精を出し浮いた話などまったくなかった。
妻もそれゆえ直接自分に聞く事はできずに興信所に依頼したらしい。

自分は妻にすまなかったと詫びをいった。妻は何も言わずに寝室に消えていった。
長年連れ添った妻と信頼関係が崩れた瞬間だった。

妻とは家庭内別居のような形になり、ほとんど話さなくなってしまった。
自分は二つの荷物を背負ってしまった。

この事がきっかけで彼女と会う回数は少し減った。彼女を愛していないのではなく、以前みたいに浮かれた気持ちにあまりなれなくなってしまったからだ。

彼女と会うと子供の事ばかり話してくる。その事を素直に喜べない自分も居る。自分は頭の中がパニック状態になってしまった。妻との関係、彼女との関係、どうしようもない自分がいた。
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